ノーベル賞に吉野彰さん!リチウムイオン電池って?わかりやすく解説!

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ノーベル化学賞が10月9日に発表され、
化学メーカーの「旭化成」の名誉フェロー
吉野彰(あきら)さん(71)ら3人に
贈られることが決まりました!

私たちにとって身近なスマートフォンや
タブレットなどにも関わっている
リチウムイオン電池の開発が受賞理由です。

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「リチウムイオン電池」はどうやって
開発されたの?

リチウムイオン電池は、リチウムイオンが
正極(プラス極)と負極(マイナス極)の
間を行ったり来たりすることではたらきます。

吉野さんと受賞するアメリカの研究者2人は
正極の材料の開発と改良を繰り返しました。

負極にリチウムイオンをためる材料を
なかなか見つけることができなかった中、
旭化成の研究員だった吉野さんは
100種類以上の素材を試し、
ついに炭素素材にたどり着きました。

こうして吉野さんは85年、
コバルト酸リチウムと炭素素材の組み合わせで、
リチウム電池を初めて作り上げました!

リチウムイオン電池はどんなものに
使われている?

リチウムイオン電池は小さく軽いため、
ノートパソコンや携帯電話などに
90年代半ばから使われるようになりました。

さらに、電気自動車、風力発電や太陽光発電の
蓄電池としても活用されています。

モバイル革命の原動力になるとともに、
環境にもやさしいという点からも
注目されていて、ノーベル化学賞を選ぶ
スウェーデン王立科学アカデミーは
受賞理由について、
「リチウムイオン電池はあらゆるものに
使われていて、私達の生活に革命を与えた。
太陽光や風力から多くのエネルギーを
蓄えることができ、化石燃料のない
社会の基盤を築いた」
と説明しています。

吉野彰さんの経歴は?

1948年に大阪市吹田市で生まれました。

地元の小中学校を卒業後、大阪府立北野高、
京都大工学部へと進みます。

72年に京都大大学院修士課程を修了すると、
旭化成に入社しました。

そして85年に、リチウムイオン電池の開発に
成功しました。

吉野さんが化学の道に進んだ理由

吉野さんが理科を好きになったの小学4年の
頃だったそうです。

担任の先生から、イギリスの科学者である
マイケル・ファラデーの「ロウソクの科学」
を勧められ、何度も読んだそうです。

この「ロウソクの科学」では、ものが燃える
仕組みなどがわかりやすく解説されており、
ものづくりがしたい!と京都大学工学部に
進学したそうです。

吉野さんは受賞発表後の記者会見で、
研究する姿勢について
「柔軟性と執念深さが必要」
と伝えてくれました。

子供たちには「(ノーベル賞を受賞したこと
について)自分の将来を決めるきっかけの
1つにしていただきたい」という言葉を
いただきました。

このような嬉しいニュースを親子で話すとともに、
子供たちが将来について考えるきっかけに
できたらいいですよね(^^)

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