10月22日に、天皇陛下(59)が即位された
ことを国内外に知ってもらう
【即位の礼】が厳かに行われました。
即位の礼とは天皇の地位に就くことを
です。
【即位礼正殿の儀】が
皇居・宮殿「松の間」で行われました。
180以上の国の代表ら約2000人が参列
しました。
【即位礼正殿の儀】の主な流れを
振り返ってみます。
【即位礼正殿の儀】の主な流れ
松の間には大人の皇族、安倍晋三総理大臣、
衆議院と参議院の議長、最高裁判所長官の
三権の長らが、儀式を前に整列しました。
建物内には装束姿の宮内庁職員らも
剣や盾、雅楽器などを携えて並びました。
[1]天皇陛下が「黄櫨染御袍
(こうろぜんのごほう)」と呼ばれる
天皇専用の装束で高御座(たかみくら)に
立たれる。
[2]高御座に剣と璽(じ)(←まが玉)
などが置かれる。
[3]十二単姿の皇后雅子さま(55)が
「松の間」に入り御帳台(みちょうだい)
にのぼる。
[4]天皇陛下が「国民の幸せと世界平和
を常に願い、国民に寄り添いながら、
憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合
の象徴としてのつとめを果たすことを
誓います」とおことばを述べる。
[5]総理大臣が祝いの言葉
「寿詞(よごと)」を述べる。
[6]総理大臣と参列者が万歳三唱。
[7]両陛下がそれぞれ退出。
高御座(たかみくら)について詳しく
高御座(たかみくら)
は天皇の地位を示す席です。
高さ約6.5m、重さ約8トンの大きなものです。
御帳台(みちょうだい)とともに、
京都市にある京都御所から即位の礼のために
皇居に運びこまれました。
儀式では高御座の中に、皇居の証とされる
三種の神器のうち剣と璽(じ)(←まが玉)
の他に御璽(ぎょじ)(←天皇の印)などが
置かれました。
【即位礼正殿の儀】はまさに平安絵巻の
ような光景でしたね!
【饗宴(きょうえん)の儀】が続く
その後、国内外からの客をもてなす祝宴
「饗宴(きょうえん)の儀」が始まり、
31日までの間に計4回開かれます。
1回目は22日夜に行われ、両陛下は
洋装でした。
海外からの国王や元首ら約300人が招かれ、
食事は和食が用意されました。
イスラム教徒向けのハラルや、ベジタリアン
のメニューも用意されました。
即位に関連する費用は、前回の約3割増の
約160億円に上るそうです。
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